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子育てが楽しくなる！！スクラップブッキングを広めたい！

　局アナとしてずっと走り続け、一生懸命働いた８年間。

結婚妊娠を機に、妊娠7か月で局を退社しました。

産後も、新潟の義両親に手伝ってもらいながらすぐに復帰するつもりでいました。

中学の頃から憧れてやっとの思いで就いた仕事でしたし、アナウンサーの仕事が大好きだからです。

ところが、臨月の頃、夫が福岡県に転勤になってしまい、私も産後福岡へいくことに。

　初めての子育てを、知り合いのいない慣れない土地で始めることになり、

８年間アナウンサーとして働いた新潟を離れてアナウンサーの仕事に復帰できるのかもわからず、

不安でいっぱいの日々でした。

　それでも、なんとかアナウンサーの仕事をしたいと、福岡の司会事務所の方にお会いしたり、

ケーブルテレビの方を紹介していただいたり、名刺もくばって営業をしました。

ところが、保育園などに娘を預けたら、泣かれて泣かれて。

保育士さんからも「今日は１日泣いていました」と言われ、

なんとも言えない罪悪感を感じるようになっていきました。

また、営業してご紹介いただける仕事も、夜だったり休日だったりで、家族の時間と自分の仕事を

天秤にかけて答えが見つけられなくなっていってしまったのです。

そんなとき、アナウンサーの先輩に相談をしたら、仕事は復帰したいときにできるから

今は目の前の子育てを一生懸命やったら？と言われ、思い切って専業主婦になることにしました。

　でも、社会から断絶されたような感覚をぬぐいきれずに悩み迷う日々。

　そんなときに出会ったのがスクラップブッキングだったのです。

もともとアルバムにコメントを書いたりシールをはったりして飾るのが好きだったのですが、

それが、クラフトの一種のジャンルとして確立されていることに衝撃を受けました。

それから、自分でスクラップブッキングの作り方の本を買ったり材料を取り寄せたりして

作品を作るようになっていきました。

作品に向かうときの集中する時間。

写真をみながら娘の成長を確かめ、自分を見つめ直すことが出来る時間。

完成した時の達成感。

喜んでくれる家族。

夢中になって作品をつくっていき

そうして自分の存在意義を見出し、子育てにも前向きになっていきました。

思うように出かけられなかったり、

自分の時間を持てずに

孤独になりがちな、子育ての時期。

そうした私と同じようなつらい思いをしているママさんたちの助けになればと

講師になり活動を続けているのです。

スクラップブッキングに子供の写真をつかって、

リビングに飾れば、家族の会話を産むためのツールになります。

そして、子供には自己肯定感が生まれます。

愛されていると実感するのです。

家族のだれもがハッピーになれる

とっても素敵なホビー。

ぜひ多くのかたに知ってもらいたいです。